2022年3月から名古屋・東京で、5回に渡るチャリティーコンサートを開催、500人をこえる多くの方々にご支援を賜りました。この度 8/25 に行われた第5回チャリティーコンサート収益金は、諸経費を除いた全額を、能登復興支援に寄付致しました!
(第4回 lienコンサートより 2023年7月東京)
多くの方にお越しいただき盛況のうちに終了することができました。奏者・メンバー共に感謝致しております。
今回のテーマは【音楽と脳】
脳に良い曲の演奏の他に、脳神経外科医 安達一英先生 による脳についてのお話、楽器体験、脳活性化ゲーム、能登支援バザー等、盛りだくさんで楽しみました。
また、NPO法人 被災者応援愛知ボランティアセンター理事長の 久田光政様 にもお話いただき、最後は被災地の方々に向けて『花は咲く』を献奏として会場の皆さんと歌いました。会場が一つになり、感激して涙してくれた方もいらっしゃいました。
リアンの活動にご賛同いただきありがとうございました!!
◆テーマは【音楽と脳】
今回は、あだち脳神経クリニック池下の安達一英医学博士に、認知症や子供の脳の発達度合いを専門的な視野からお話いただきました。
・赤ちゃんの脳と音楽の関係
・加齢と老化
・認知症治療の現状と限界
・音楽と認知症について
胎児の頃から音楽はとても効果的であること、そして、高齢になっても音楽活動に参加することで認知症の発症リスク低下の効果が期待できる等、とてもわかりやすく解説していただきました。
意外だったのは、胎児は女性の声よりも先に男性の声に反応しているとのこと!ママさんだけでなくパパさんも積極的に話しかけたり歌ったりするとよさそうですね❕
◆演奏は【愛知県立芸術大学出身の若者達にも】
脳に良いとされる曲や馴染みのある曲等、バラエティーに富んだ選曲で演奏させていただきました。中でも、映画『スターウォーズ』のメドレーでは、テーマ曲ごとに奏者がキャラクターになりきりながらの演奏でしたので、わかりやすかったのではないでしょうか。笑いあり迫力あり、楽しく演奏できました!
キャラクターグッズを制作してくださった皆様、そして、なりきり演奏をしてくれた若者の皆様!ありがとうございました❕
◆【みんなで脳活性化】
指先の細かい動きは脳によいと言われています。その指先を使ったゲームをお客様にも体験していただきました。
紙を親指と人差し指で細く長く1本の線にちぎっていきます。そして、若者達の『カルメン』の演奏中にどれだけ長くちぎれるか、競争です!
アップテンポの『カルメン』にのせて大いに盛り上がりました‼️
皆さん、工夫しながら長い1本の線にしてくれました。「考える」のも脳にはいいんですよ。
優勝者には今回の lien 限定オリジナルエコバッグがプレゼントされました♪
◆【能登復興支援バザー】
今回は稀有な繋がりで、被害を受けた能登の輪島朝市の各商店から直接、今提供いただける品を買い取り、それをバザーで販売することができました。
また、能登の出身で名古屋在住の方から、朝市のキャラクター朝いっちゃんの手ぬぐいの販売を手伝って欲しいとのことで、そちらも販売しました。
売上とコンサートの収益金は、諸経費を除いた全てを、能登の被災された方々の役にたてると判断したところに寄付致します。
楽器体験では、トーンチャイムの他、グランドハープ・レバーハープを実際にさわってもらいました。楽器を弾くのも認知症予防に良いです!
これを機に何か楽器にトライするのもいいですね。
NPO法人 被災者応援愛知ボランティアセンター理事長の 久田光政様 に、災害が起きた時の備え等をお話いただきました。
最後は、被災地に向けて『花は咲く』を献奏として会場の皆さんと歌い結びと致しました。
テーマ【音楽と脳】に沿って「聴く・学ぶ・笑う・参加する・考える・歌う」盛りだくさんな一日でした!皆様、ありがとうございました❕
おかげさまで寄付金額 183,582円 (諸経費除き全額)を能登へ寄付できることになりました。
コンサート後は寄付先の選定にあたり、ネットでクラウドファンディングを調べたり、皆様方の温かい気持ちをどこに届けるべきか考えていたところ、輪島朝市の事務局とつなげてくださった中谷氏から1月3日に撮影した輪島の様子の動画を頂戴しました。
1月3日の輪島朝市の動画は、煙がまだ少し残っている中に、粉々に焼け落ちたがれき、瓦、余震があれば壊れるであろう建物の柱などが映っていて、ひどい有様でした。また、動画の中には、その喪失感で嗚咽している中谷さんと、冷静に現実を受け入れようとしている地元の方の声が入っていました。
自分の寄り添いたいという想いでは軽すぎるぐらいとても衝撃的で、喪失感と、悲しみを感じました。ここには普通に人々の生活の営みがあり、穏やかな会話と人間模様があったはずなのに、跡形となく燃え尽きていました。涙が出ました。
と同時に、友達から、今の能登の現状の動画と画像をいただきました。
その写真を見たとき、もう8か月も経つのに全然復旧は進んでいないことがわかりました。電柱は斜めのまま、壊れた家屋もそのまま、ひび割れした道路もそのままの写真でした。 復興どころか、復旧すらままならない現状に憤りを感じました。
輪島市は、家が全壊または半壊した人は200万程度、壊れていない家庭には二万円程度の補助が出るそうです。それで、今までの温かい故郷は戻ってくるのでしょうか。 国民のために働くべき日本の国会議員たちは何をやっているのでしょう。視察をしてから、何の動きがあったのでしょう。自分の選挙、自分の忖度、裏金工作そんなことに知恵が向くのなら、その財と知恵をもっとここに向けてあげたら、今頃復旧は終了しているはずです。 一刻も早く仮設住宅生活を終え、故郷を出た方々を能登に戻し、温かい住まいと、温かい故郷を早く返してあげるよう、もっとできるであろうと思いました。
そこで、皆様からの寄付金を、以下のように分けて寄付をすることにしました。
①珠洲市役所 61,582円
②輪島市役所 61,000円
③七尾市役所 61,000円
計183,582円
また、今回のコンサートでは、準備期間中に輪島朝市で56,498円の購入、能登町のカネイシにて23,880円の地元の産物を購入して、支援をしております。
やれる人が、やれることをやる。たとえどんなに小さな力でも何かの波にはなるはず。何もしなければ波すらも起きない。まずやれる我々から、思いやりの輪をひろげていき、よりよい社会であれるよう祈りつつ。そんな私たちの想いに賛同してくださった皆様に感謝を込めて。
リアン 五十嵐 陽子 安達 絵美
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2024/08/27 HP更新しました! 第5回リアンチャリティーコンサートのレポートを掲載致しました。